認知症の脳もよみがえる 頭の体操

人の名前が出てこない。
何かを取りにきたけど何だったか忘れてしまった。
人の話が全然理解できない。
若いころよりも気が短くなってすぐにイライラする――

こうした脳の老化を感じる瞬間は
ある一定の年齢になると誰もが感じるものです。
その時の恐怖感は、体の衰えよりもずっと強いことでしょう。

なぜなら、その先に「認知症」という
病気の存在を予感させるから。
今や、認知症はがんよりもなりたくない病気と、
多くの人が感じています。

その大きな理由が
「一度なったらおしまいだから」、
「治療法がないから」。

ではもしも、認知症の症状を劇的に改善させる方法があるとしたら？
そんな夢のような方法があるはずがないと思うでしょうか。
もしくはどんな最先端の科学的療法なのかと考えるでしょうか。

実は、あります。
それは、自分で、自宅で、本書とえんぴつさえあればできます。
しかも、1日10分だけでいいんです。
それが本書でご紹介する、脳がよみがえる「学習療法」です。

学習療法は、脳研究の第一人者である元祖脳トレ先生、
川島隆太教授が開発し、その効果は薬にも勝ることが
科学的に証明されている、認知症の非薬物療法。
現在、日本中で毎日１万５０００人が取り組んでおり、
世界中に広がりつつあります。

そしてその問題は、とてもカンタンなものばかりです。
なぜなら「難しい問題を解いても脳には効きません。
カンタンな数字や記号を素早く処理するほうが
脳は飛躍的に活性化され、鍛えられる」（川島教授）から。

1日10分、カンタンな計算と暗記を
楽しみながら解くだけ。
それが今、科学的に証明された、
最も効率よく、確かな脳の若返り方法。
ぜひ、本書でその効果を体験してください。